従来の和風建築では尺を基準寸法単位とする尺モジュールが使われてきましたが、最近では1mを基準とするメーターモジュールの設計がふえてきました。
尺モジュールに比べて基本単位が大きいので、同じ6畳なら従来に比べ121%の広さが確保でき、暮らしのスペースに広がりを実現します。
また、廊下や階段の幅にもゆとりが生まれ、手摺を付けた場合の狭さの解消など、バリアフリー住宅の通行幅基準(住宅性能評価制度で最高等級)を取りやすいと言うメリットが有ります。
住戸内の廊下の幅は1人が通行するには75cm程有れば足りますが、メーターモジュールだとすれちがう時にも余裕があります。
今までの住宅の場合、押入れの広さは通常1820mm × 910mm(柱芯)が標準です。
これがメーターモジュールの住宅では2000mm × 1000mm(柱芯)の広さになります。面積だけを見ると、幅180mm 奥行き90mm広がったことになります。
メーターモジュールの 6畳 → 尺モジュールの 7.25畳
メーターモジュールの 8畳 → 尺モジュールの 9.66畳
メーターモジュールの10畳 → 尺モジュールの12.08畳
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